近代皮革産業の三大源流

近代皮革産業の三大源流

明治維新後の日本の皮革産業は、主として次の三つを源流として構成されています。
一、西村勝三
ニ、和歌山藩
三、弾 直樹
  それぞれ異なった性格と基盤を持っていますが、共通点もあります。それは、明治維新を一大転回点とする近代的軍事力の創設と深くかかわっていることです。
  西村勝三と弾直樹の製靴・製革業は、ともに明治政府が目指した「帝国軍隊」の軍需を支えとして成り立ちました。また紀州藩営の皮革業は、明治政府の軍事力に対抗して、「第二の維新」に備えて創設された「プロイセン式軍隊」の軍需を賄うために、藩が自ら創設しました。
[参考文献:皮革産業沿革史・皮革産業沿革史編纂委員会編]