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COMPASS 2022

コンパス社が提供するiD- FOOTで、手軽にオーダーメイド

いつも同じサイズでシューズを選ぶが、そのサイズは思い込みであって、正しく選べていないかもしれない。サイズを間違えていると足にトラブルが起こり、体全体にまで悪影響を及ぼしてしまう。靴選びの際は自分の足型をきちんと知っておくことが大事だが、計測は案外面倒で難しい。そんな問題を一発で解決してくれるのが、コンパス社が提供するiD-FOOT。誰もが簡単に、詳細な足型を測定できる画期的なシステムだ。

簡単にサイズが測れる最先端のシューズ選び

〈ブラザーブリッジ(BROTHER BRIDGE)〉と〈キルキナス(CIRCINUS)〉のメンズシューズブランドと、子供靴の〈チャムニー(chamny)〉を手がけているコンパス。徹底したこだわりを持つ職人によって一足一足丁寧に作り上げ、その他OEMも生産している。自社ブランドの靴は、ショップやネットで販売する以外に、旗艦店ではパターンオーダーを受け付けていたが、コロナ禍によってお店に足を運びにくくなってしまった顧客も多い。そこで、来店せずともオーダー靴を作れる仕組みを考え始め、2021年にiD-FOOTが完成した。それは、スマホやタブレットを使うことで、誰もが手軽に自分の足型を計測でき、それを元にオーダー靴を作ったり、数値化されたサイズによって他のシューズ選びの参考にしたりできるという、最先端であり画期的なシステムだ。使い方は簡単。スマホやタブレットで撮影した動画をアップロードする、ただそれだけ。

片足ごとに2つの動画を撮るだけで詳細に計測

計測のために準備するのは、スマホやタブレットと、専用のガイドシート。ガイドシートは、iD-FOOTのホームページからダウンロードできるので、それをA4サイズで印刷して用意しておく。あとは手順に沿って足の動画を撮影するだけだ。ただ、計測にはいくつかの注意点が。まずガイドシートを床に固定するが、四隅の角を隠さないようにテープを貼る。四隅がめくれていると、正しく計測できないとのこと。そして、ガイドシートに裸足のまま片足を置き、撮影を開始。撮影する動画は、片足2つずつ。ひとつめは、足の周囲を360度撮影。ガイドシートには1から11までの矢印が記載されているので、その各位置で3秒ずつ動画を静止する。その際、スマホやタブレットを構える角度は、床から45度に。ふたつめの動画は、指の開閉。スマホやタブレットを床に対して垂直に構え、指を握った状態で3秒、開いた状態で3秒静止させる。2つの動画とも、ガイドシート全体と足首を撮影画面に収めるのもポイントだ。両足を撮影したら、4つの動画をiD-FOOTのサイトからアップロード。これだけで完了なので、誰でもどこでも手軽に利用できることが伝わるはずだ。

浅草の革靴を世界に発信できる仕組み

現在、iD-FOOTのシステムを使えば、キルキナスのオーダー靴を注文できる。動画のアップロード後、仮靴が自宅に届き、それを試着してサイズを確認した上で、問題なければ仮靴を返却。そして、オーダー靴の製作が始まるのだ。これまでキルキナスで対応していたのはパターンオーダーのみで、サイズは既製のものから選ぶだけだった。しかし、iD-FOOTを活用すればぴったりのサイズでオーダーでき、さらには低価格かつ短期間で製作できるというから魅力的だ。そしてiD-FOOTを使えば、海外からもオーダーでき、浅草の革靴を世界に発信できるようになった。逆もまた然り、海外メーカーがiD-FOOTのシステムを導入すれば、日本からも海外の革靴をオーダーメイドできるようになる。世界中に普及すれば、各国の伝統的な革靴を自分のサイズで手に入るのだ。

無駄な在庫を減らせば環境保護にも繋がる

iD-FOOTはオンラインショッピングにおいても役に立つ。ブランドによって若干違いがあるサイズの問題を解消でき、実際に試着せずともぴったりな一足を見つけられるのだ。それは、サスティナブルな消費動向にも繋がる。店頭には様々なニーズに対応できるよう、多くのデザインとサイズの在庫を抱えているが、最後まで売れ残った商品は廃棄されることも少なくないという。また、オンラインショッピングではサイズ交換や返品による商品移動で、多くのエネルギーが消費されている。しかし、iD-FOOTによる計測データを利用して靴を選ぶ人が増えれば、資源やエネルギーの無駄がなくなり、必要な分だけを生産できるように なると、SDGsが掲げる目標のひとつ“持続可能な消費と生産のパターンを確保する”ことの一助になるだろう。

インソールや靴下を使ったフィッティング調整も

キルキナスでは今後、靴本体と同様にiD-FOOTで撮影した動画を用いて、インソールのオーダーを予定。インソールなら、靴のサイズオーダーよりも短期間で完成し、お気に入りの既製靴にも合わせられる。インソールを変えるだけで、足のアーチやかかとがズレにくくなるため、快適な履き心地が手軽に手に入るのだ。さらに、ブラザーブリッジでは、iD-FOOTで計測した数値をもとに、ソックスを使用したフィッティング調整サービスの準備が始まっていて、こちらもまた、時間やコストをかけずに履き心地を快適にしてくれる。そんなコンパスが開発したiD-FOOTによって、合わないサイズを我慢して履くことがなくなり、長く愛用できる一足と出会えることだろう。そして、自分だけの一足には愛着がより一層湧くはずだ。
ガイドシートを使って足の動画を撮影。 ひとりで簡単に撮れるので、店頭に行かずとも自宅で詳細なサイズを測ることができる。
計測した足に合わせたサイズの仮靴。 これを元に木型が製作され、数値通りのオーダー靴が作られていく。
自分の足のサイズに合わせて作られたシューズが到着。 サイズの他、レザーの種類も選べるので、お気に入りの一足が完成する。
キルキナスで人気のストラップスリッポン。左足にキルトが付いたデザイン性の高い一足。
ブラザーブリッジは靴以外に小物も展開。 シューズと合わせて、レザーの魅力を着こなしに取り入れることができる。